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情報化方針

銀鮒の里学校では、商業的依存からの脱却と市民的自立の教育基本方針と整合性をとるべく、オープンソースの活用を基本原則とした情報化を進めています。オープンソースの活用は、巨大IT企業への富の偏在の防止やデジタルデバイド(デジタル格差)の是正の観点からも意義のある取り組みであり、国連持続可能な開発目標の第16目標「平和と公正をすべての人に」の達成にも貢献します。

事務局における情報化について(現況および今後の方針)

公正取引および特定企業等への富の偏在を防止する観点から、業務で使用するPC/WSは、マイクロソフト商品・インテル商品・アップル商品を一切使用しておりません。OSはUbuntuまたは他のDebian系Linuxディストリビューション、CPUはAMD製など非インテル製のものを使用しています。ソフトウェア(アプリケーション)もすべてオープンソースとなっております。

今後、商業的なSNS(Facebook・Twitter)のコミュニケーション利用割合は減らす方向で検討しており、従来の公式ウェブサイトに加えて、漸次、独自のCMSやPCメールを活用するコミュニケーションを組み合わせた、非商業的で草の根型のコミュニケーション方式を主体とする方針としています。なお、教育現場で問題となっているLINEは使用しません。

オンライン会議やテレワークでも、Zoomではなく、オープンソースのJitsiを公式に採用しています。

開校後の学校用情報機器購入・契約方針について

事務局の場合と同様に、児童・生徒用の教育用途、教職員事務用途のいずれも、マイクロソフト商品・インテル商品を一切使用せず、OSはUbuntuまたは他のDebian系Linuxディストリビューション、CPUはAMD製など非インテル製のものを使用する予定です。ソフトウェア(アプリケーション)もすべてオープンソースとする予定です。タブレットには、公立学校での採用事例が多いといわれるApple iPadやAndroidタブレットは使用せず、オープンソースのRaspberry Pi(または、Raspberry Pi以外のLinux PC)を使用する予定です。オンライン授業には、オープンソースのJitsiを使用する予定です。

開校後の学校でのクローズドソース商品等の使用について

銀鮒の里学校では、原則として、クローズドソース商品は購入・契約しません。但し、例外として、以下の場合にかぎり、Windowsなどのクローズドソース商品を必要最小限の範囲で使用する可能性があります。

  1. 児童・生徒用の教育における反面教師的な用途
  2. 印刷機器等の周辺機器の対応ドライバーの関係上、やむを得ない場合、その接続用端末として(可能なかぎり、Linux対応の機器を選定します。)
  3. その他、認められる場合

今後の方針見直しの可能性について

時代とともに、ICT事情は刻々と変化しています。市場動向や企業の動きの変化、国際社会情勢の変化などに応じて、その時代に最適となるように、情報化方針の一部または全部を見直す可能性もあります。