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昭和のくらしESD

地球市民(TGAL)教育

概要

環境破壊や戦争などの地球上で起こっている問題の普遍的根本原因は、他者のことを考慮しない利己主義といわれています。その利己主義を生み出してきたのも商業主義への依存です。有形無形の商品に依存させることで、思考停止に陥れ、市民をまるで操り人形にように自由自在にコントロールすることの繰り返しで暴利を貪るのが、商業主義勢力の思惑です。環境や人権・平和・健康よりも自社の経済的利益のほうを優先させてきたために、地球上の世界を持続不可能な事態に陥れてきたのです。主権者である市民には、これらの問題にいち早く気づき、日常的に主体的な行動に反映していくことが求められています。現在では、国連によって,持続可能な発展を遂げる社会の実現に向けての17の目標を含むSDGs(Sustainable Development Goals;持続可能な開発目標)が採択され、目標年の2030年に向けて進行中です。

銀鮒の里学校では、「自己は自然サービスや他者の恩恵によって支えられている」という共通認識のもとで、「自然や他者のために、どのように行動すべきか」を常に問い、主体的行動に反映させていくことを、生活の重要な一部として定着させる教育プログラムを実践します。徹底的に筋を通した市民・消費者教育は市民運動発祥だからこそできることでもあります。