銀鮒の里教育概論
発達障がいに関しての考え方
物理学者のアルバート・アインシュタインなど、科学者などの歴史に名を残す偉人や実業家には、発達障がいがあったとされる例が数多くあります。銀鮒の里学校では、現在発達障がいと診断されるケースのうち、例にあるような積極性のあるケースについては、豊かな個性(アイデンティティ)であって、病気ではないという考えを持っています。発達障がいを病気として扱う真意としては、異質な人を合理的に差別する意図があるとされ、よって、一様に発達障がいという病気とみなしたうえで、投薬矯正治療の対象とするような見方には、人権軽視の差別的意図があると判断し、これを強く批判します。
ほんとうに優れたリーダーは、平凡な人にはないものをもつ変人であるといわれ、逆に変人でないと、真のリーダーは務まらないともいわれます。銀鮒の里学校は、周りの大多数の人が持っていない、なにか違ったものや変わったものを持っていると思われる子どもこそ、可能性を最大限に引き出すことのできる学校でありたいと願っています。