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卒業後の進路について

銀鮒の里学校は、全国に他の例のない、農村社会起業家を育成することのできる学校を目指しています。もちろん、教育機会確保法に基づき、小学部では小学校の、中学部では中学校の卒業資格が得られます。中学部の卒業後は、希望により、高校進学を志望することもできますが、銀鮒の里学校らしい進路として、農村社会起業インキュベーター「鮒庵」(初の中学部卒業生の卒業予定に合わせて開設予定)で5年程度の創業インキュベーション(開業後伴走支援)を経て、農村社会起業家として独り立ちするというキャリアパスを目指すことができるようにします。

鮒庵の農村社会起業アイデアをご紹介

卒業したら、どのような農村社会起業ができるのかを知っておけば、その目標に向けて、目的意識を持って学ぶことができます。その一例をご紹介します。

里山の石けんプラント

川の源流に程近い里山に、水環境保全活動の花形といわれる石けん普及運動に欠かせない石けんの工場をつくろうという創業アイデアです。すでに、銀鮒の里学校の発起人が温めている石けんの製造技術がありますので、設備さえ整えば、スムーズに事業化ができます。石けんづくりを通じて、水環境保全を考える機運を高める、とてもやりがいのある仕事です。

木の玩具工房

基本的には、栗の丸太と旋盤、加工技術があれば創業できます。投げゴマなど、昭和の頃はあたりまえにあったような木の玩具は、今日では工房が減り、入手困難になってしまいました。これまでは薪くらいしか用途がなかった丸太に新しい生命を吹き込み、できるだけ多くのこどもたちに木のぬくもりを感じ、愛着を持ってあそべる手づくりの木の玩具を生産し再び普及したい、そんな想いを実現する工房をつくります。銀鮒の里学校在学時に木の玩具であそんだ経験が活きる仕事です。

原種植物専門の鉢花生産

世界的には「園芸の頂点」といわれるくらい人気のある原種植物に特化し、毒性の強い農薬を一切使用せずに栽培する、園芸の新しい価値を提案する鉢花生産を行う農家です。園芸を通じて、植物界の生物多様性の奥深さを実感していただくことで、自然保護への意識向上を目指していこうという、社会起業らしいコンセプトが光ります。

農村向けIoT

銀鮒の里学校では、ArduinoやRaspberryPiを使って、電子・電気回路の制御ができることを学びますが、そのことを事業として応用し、農業オートメーションなどの農村向けIoTシステムのオーダーメイドサービスを提供しようというものです。大手メーカーの既製品を導入すると、なかなか思い通りにはならないうえに、多額の費用がかかりますが、オーダーメイドのIoTシステムを構築することができれば、農家などのニーズにぴったり合ったIoTシステムを、低価格で実現することができ、地域密着でアフターサービスの強みも出てきます。オープンソースによるICTの推進にも一役買うことができるでしょう。

銀鮒の里学校ののれん分け

やる気があれば、銀鮒の里学校ののれん分け校をつくることもできるでしょう。伴走支援期間中は、銀鮒の里学校(母校)で教職員の実習生として活躍していただきます。インキュベーション期間を終えてから、銀鮒の里学校による認定を経て、のれん分け校を開校します。