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このようなこどもにおすすめ

オルタナティブ・スクールとは、学校に行きたくても、学区指定の公立学校などには通うことができない事情があったり、公立学校などでのカリキュラムではもの足らず、自分らしい学びや生き方を追求する積極的な児童生徒の選択肢であり、すでにオランダなどでの教育先進国ではよく認知された学校教育の選択肢となっています。日本でも2016年に、オルタナティブ・スクールでの学びを法的に保障する教育機会確保法が施行され、近年、認知度が急速に高まりつつあります。なかでも、特色ある教育を行う銀鮒の里学校では、児童生徒の個性を理解し、最大限に引き出すため、周りのこどもとは何か違うというこどもは大歓迎です。銀鮒の里学校の教育方針やカリキュラムの特色から、とくに、次のような児童生徒におすすめします。

まじめで知的な仲間づくりをしたいこども

「商業ゲームやアニメの話題についていけないと、友達の輪に入れない」このような、真面目すぎるがゆえの悩みはありませんか。周りに同じような関心を持つ友達がいなければ、どうしても孤独を強いられてしまい、ひどくなると、いじめの対象にされることもあります。このような悩みがある場合は、ぜひ、銀鮒の里学校の学校づくりに参加してみてください。笑い鮒のあそびは、科学あそび・木のこま回し、ハーモニカなど、知性を感じる真面目さのなかに、ほどよくおバカさもあり、真面目なこどもの仲間づくりに最適の環境が自然に実現できます。まずは、笑い鮒のあそびから参加してみてください。

こんなこどもたち(保護者)、あつまれ!

銀鮒の里学校は、こども本来のおてんば・わんぱくを最大限に引き出すことのできる里山の自然や風土を最大限に活かした、まさに「こどもの楽園」ともいえる学校です。都会の依存的な価値観にどうも合わないという方、周りと違うからと、落ち込まないでください。そのように思うのは、里山の風景を原風景として生まれている私たちにとって当然のことであり、その思いが人一倍強いからなのです。人生のなかで、たった9年しかない大切な小中学生時代だからこそ、長い人生で最高の思い出が残せるような、悔いのない教育環境を実現してあげたいという想いが、銀鮒の里学校にはあります。例えば、このようなこどもたち(保護者)には、最高の学び舎になることでしょう。

  1. 水生生物・昆虫・野生動物大好き少年少女
  2. 生物多様性が豊かな里山で思う存分あそべる!銀鮒もカエルもイモリもトカゲも鹿も、すぐ近くにいるよ!

  3. 科学のものづくり大好き少年少女
  4. アナログ・デジタルの電子工作など、思い思いにやってみたいという夢が、きっとかないます!

  5. 芸術(絵画・書道・造形・音楽など)に没頭したい少年少女
  6. 感性が花開く里山。工具や楽器の音などの気兼ねなく、自由な表現・創作活動ができます!

  7. 思いっきりぴょんぴょんはねまわりたい少年少女
  8. 部屋も広く、広大な山や野原があるから、こどもらしく思いっきりはねまわれます!

  9. 食べること(手料理)大好き少年少女
  10. こどもの成長はもちろん、生涯の健康にも役立つ食の正しい価値感覚が楽しみながら身につきます!

  11. 健康自慢(ばばっちい自慢)少年少女
  12. こどものばばっちいものはなんでも受けとめるから、におうこども・うんち自慢のこどもにとって最高の学校!

化学物質過敏症が気になるこども(健常者から軽症まで)

近年、クラスメイトの柔軟剤の香料などが原因で化学物質過敏症を発症し、不登校を余儀なくされているこどもが増えており、深刻な社会問題になっています。化学物質過敏症の苦しみそのものが学校には理解されなかったり、学校が対応をしたとしても、特別支援学級として別教室に隔離され、クラスメイトとあそぶこともできず、大切な児童期のこころに深い傷を残すことにもなりかねません。「児童生徒の柔軟剤の使用は各家庭の自由であり、学校として各家庭に自粛を要請するわけにはいかない」という考えが、公教育の現場では根強いからです。

銀鮒の里学校では、化学物質の健康影響が気になる児童生徒が安心して学校生活を送ることができるよう、柔軟剤や合成洗剤の使用は禁止とし、こども本来のにおいや、自然のにおいを大切にする「においリテラシー教育」を、理数・保健体育教育の一環として実施します。

化学物質過敏症(CS)対応の範囲について

よく、「うちの子でも大丈夫か」という問い合わせをいただきます。銀鮒の里学校は、日常的に集団生活をする教育機関(学校)であり、医療機関ではありませんので、すでに化学物質過敏症(CS)を発症されている方につきましては、集団生活に支障が及びかねないほどの重症の場合は、入学ができない場合もございます。すでに発症されている児童生徒(保護者)につきましては、軽症者については、入学事務における優先対応の対象とさせていただきます。軽症者とは、他の児童生徒との集団生活に支障がない程度の症状のことであり、具体的には、次に示すような状態のことを指します。

  1. 毒性学的に安全とみなされる物質(GRAS)に対して愁訴反応が起こらないこと
  2. GRASとは、健常者が吸入や皮膚接触などで曝露した際に、一般的に毒性物質による有害刺激として認識しない物質のことを指します。(例:ひのきや杉などの木材の香り、芳香として認識されている天然の花や果物・植物の香り、こどもの身体のにおい、石けんなど)銀鮒の里学校の学校生活では、毒性が疑われる物質の曝露は未然に回避する配慮を行いますが、GRASに該当すると判断される物質は使用する可能性があるため、GRASに対する愁訴反応を示す場合は、学校生活に支障をきたす可能性があります。

  3. 精神症状が合併していないこと
  4. 化学物質過敏症が悪化すると、身体症状による過度のストレスやトラウマによって、精神症状が合併することがあります。精神症状が現れると、科学的に起こり得ないことを信じて行動に現す盲信行動や、健常者に対して猜疑の感情をもつことによるコミュニケーショントラブルなどがみられることがあります。このような精神症状が合併していると、学校生活に支障をきたすおそれがあります。

いじめなどの悩みを抱えているこども

いじめが起こる原因のほとんどは、価値観や行動様式の違いの否定にあります。近年、教育は多様な価値観を受け入れる努力を求める方向にありますが、それでも、異質と思われる価値観を持つ人や行動様式が異なる人の排除に端を発するいじめが後を絶ちません。銀鮒の里学校の発起人も、変わり者で長年にわたりいじめにあった経験の持ち主ですから、いじめの苦しみはどの学校よりもよくわかっています。少しでもいじめで居づらさや生きづらさを感じたら、早めに銀鮒の里学校に相談してください。学校づくり活動から参加することで、きっと希望が拓けてくると思います。

発達障害・適応障害が疑われているこども

銀鮒の里学校は、(一部の)発達障害や適応障害というのは、医療の名の下での差別の正当化であると考えています。行動にもよりますが、むしろ発達障害や適応障害のこどものほうが、こどもらしいと思えるような場合も多く見てきています。例えば多動傾向ですが、多動傾向は、新建材に囲まれた無機質な空間での生活によるストレス反応である場合も多くあり、無垢の木材や畳の部屋のような場所で生活することで改善する場合もあります。また、うんちのおもらしなどの習慣があるこどもも対応できます。このようなこどもも発達障害の一つの特徴だといわれることがありますが、こどもの身体から出るものに対する「きたない」などの消極的な思い込みで、叱るなどのネガティブな対応が常態化していることで悪循環を生んでいる可能性もあります。銀鮒の里学校では、たとえおもらしであっても、こどもの元気なうんちは、元気のお便りと肯定的に捉え、感謝の気持ちでほめたうえで、他の児童生徒のうんちと同様に大切に扱います。こどもを肯定的に受けとめる教育的対応で、こどもたちはもっと前向きにできると確信しています。まずはご相談いただき、笑い鮒などの活動に参加してみてください。

視点を変えれば才能にも

偉大な業績を残した科学者や実業家の多くは、発達障害や適応障害だったともいわれています。言いかえれば、他の平均的な人と大きく違う特徴を持った人は、その違いを才能として引き出すことができる可能性を秘めているということです。公立学校のように、平均的な人を輩出することを是とするような学校の場合は、才能の芽であるはずの「違い」は「矯正」の対象と判断され、摘み取られてしまうかもしれません。そのようなことになる前に、思い当たる節のある方は、ぜひ、個性を伸ばすことが得意な銀鮒の里学校にお問い合わせください。どのような教育が実現できるか、「ヘンな鮒」とともに考えていきましょう。

とにかくゲームやスマホは持たせたくないとお考えの親御さんに

その希望、叶えます。ゲームやスマホなどの商業的なものからの脱依存は、銀鮒の里学校の開校目的のひとつにもなっていることです。すでに持たせてしまっているこどもであっても、思春期前なら、昭和の頃のような昔あそびやちょっぴりおバカな科学あそび、里山生活体験、そろばんやハーモニカなどのおけいこなどの多彩な活動に置き換えることで、ゲームやスマホがいかにつまらないものかに気づかせ、代償の原理でこれらから離脱させることができます。児童期の頃に、主体性や自己肯定感を育む良質のあそびや体験を重ねることは学力や人間性の向上にも有益です。児童期には、進学塾や街中の学童保育ではなく、里山の学校でのびのびと過ごさせてあげたい。そんな持続可能性を追求する親御さんの希望にもお応えできるよう、銀鮒の里学校はがんばります。