ホーム > 教育活動情報 > 銀鮒の里学校とSDGs > 【3】すべての人に健康と福祉を

銀鮒の里学校とSDGs

正しい健康意識を

よく、予防に勝る治療はないといいます。銀鮒の里学校は、医療機関が少ないとされる農村部への開校を想定しているだけに、毎日を健康に過ごす習慣を定着することは、死活問題といえるくらいに大切です。

都市部では、仕事の関係や商業的誘惑の多さなどから、とかく夜更かしや食生活の乱れ、潔癖習慣といった不摂生をしがちです。家族ぐるみの不摂生は、自身の健康だけではなく、当然、子どもの健康や教育にも悪影響をもたらします。空気や水がきれいで、新鮮な農産物がとれる農村部でのくらしは、都市部に比べて健康的なくらしとされますが、今日では、農村部にも都市部のくらし方が入りつつあり、正しい健康意識の啓発が重要な意味を持ちます。また、一見して健康によさそうと思えるような習慣でも、科学的根拠がない誤ったものであり、注意が必要な場合があります。

銀鮒の里学校では、健康に関する正しい認識を定着する学びの機会を、子どもはもちろんのこと、あらゆる世代に対して提供したいと考えています。

リスクコミュニケーション文化の発信

銀鮒の里学校の発起人は、元来は環境化学者でもあり、20年以上にわたり、リスクコミュニケーションの取り組みを進めてきています。銀鮒の里学校は、開校地域とその周辺地域の市民が、知的活動を通じて、化学物質の不安のない、安心して快適なくらし方ができるよう、リスクコミュニケーション文化の推進拠点としても機能させることを目指しています。