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銀鮒の里学校とSDGs

持続的に農村定住者を増やすしくみづくりを教育で

この半世紀の間、農村部から都市部(とくに首都圏・関西圏・中京圏)への人口増加は顕著であり、高層マンションの建設ラッシュが続いています。その一方で、農村部では、小中学校の統廃合が相次ぐなど、過疎の度合いは深刻さを増しています。皮肉にも、都市部への人口流出の大きな原因となっているのが、公立学校の教育カリキュラムです。とくに小中学校時代は、一生の価値観の根幹を形成する非常に重要な時期です。この、非常に重要な時期に、公立学校では、農村部であっても、都会生活に順応するような教育カリキュラムが実施されるわけですから、都市部への人口流出は、起こるべくして起こっているともいえるわけです。銀鮒の里学校では、このような現状を抜本的に改善する、農村定住への価値観変容を実現する、「昭和のくらしESD」に基づく教育カリキュラムを実践していきます。

銀鮒の里学校は、農村での子育てを希望する世帯が農村(もしくは、通学可能圏)に定住し、将来の主要進路としては、農村での社会起業を目指す、地域づくりのリーダーを育てる学校です。銀鮒の里学校への入学者を迎え入れ、農村定住を促進する教育を行い、同じ農村で社会起業し、農村に新規事業をおこすので、人口の着実な社会増(減少の抑制)と新しい価値の創造による地域活性化の両立が期待できます。だからこそ、文字どおりの「住み続けられるまちづくり」が実現できるのです。